1969y CHEVROLET CAMARO [18]

リアビュー。トランクも無事元の位置で固定する事ができました。(出来ないと困るんですが)ラインの流れも奇麗だと言えます。後は業者様の手により内装、機関系全てに手が加えられ、見事な一台となってお客様を喜ばせる事でしょう。この車両に我々が出来るのはここまでです。

エンブレムを取付けて終了。カマロに限った事ではないですが、私は個人的に「両面テープ」という物が嫌いでして。ほとんど全てのパーツがボルトとネジで固定されている旧車はちょっと魅力的ですね。

この時期はメチャクチャ忙しかったので満足に写真撮影が出来ませんでした。フロントフードが開いているのはヒンジがついていないからです。すいません。

ようやく完成です!長く辛い日々でしたが、無事納車を迎える事が出来ました。色々ネガティブな事を書きましたが、塗装と錆という大きな論点について我々ボディーショップ側とユーザー様側の間で、あまりにも大きな誤解と隔たりがあると思った為、このサイトを通じてその意識の差が少しでも縮まれば、と思い書かせて頂きました。まぁ何にせよ奇麗になって良かった良かった!
あとがき
作業内容が簡単な場合、またはどんなに劣悪な場合でも、それぞれに最適な答えというのは、センスの問題を除いては、必ず常に1つずつです。(私の中での塗装センスについてはまた別の所で言及したいと思います。)そしてその1つの答えとは往々にして一番見つかりにくい所に隠れている物で、抱えている問題に対応するだけの正確な知識がないとその答えを導きだすのは容易ではありまえせん。鈑金、塗装される対象物、そして材料は日々進化、そして時には環境問題やコスト削減等により劣化もしています。(個人的には特に劣化が急激に進んでいるように思います。)では技術はどうでしょうか?VHSの劣化コピーではないですが、人から人へ受け継がれた物は必ず劣化します。それは、物事を人に100%伝えきる事は絶対に不可能だからです。常にスタッフ1人1人が向上心を持って、正しいマニュアルを使い「自分で」勉強するのが本来の姿だと思っています。私がいう「ある一定以上のレベルの塗装職人」とは、高度なテクニックを持っている事が大前提となりますが、その勉強する内容を吸収しやすいようにする為の補佐が出来る人物。と私は自信を持って断言できます。口で言うのは簡単ですが、実践となると本当にそれは困難を極め、常に挫折、葛藤の連続でしょう。極端な低予算での仕事、もしくは納期がない仕事ばかりしていると、どうしても自分本来のスキルがどの位置にあるのか、という事が分からなくなってしまいます。たまにはこんなキツい仕事も喜んで自分のスキルを見つめ直してないと、「本気出したら出来るよ」っていう発言も結構あやしくなってくると思うんですよね。
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