フロントガラス部分。腐って錆びるだけでは飽き足らず、穴まで開いてます。最初に断っておきますが、もし貴方の愛車がこんな状態なら是非とも買い替えて下さい。どんなに高額で希少な車であろうと、絶対に程度の良い物に買い替えた方が安くつきます。
フェンダーの先端も朽ち果ててます。当社がいつも雑誌の広告で書いている通り、錆の修理は「虫歯の治療」と同じなんです。こ難しい話しになりますが、鉄は本来錆びた状態で自然に存在している物であり、それを人間が技術的に精製した物が鉄板です。なので、鉄は元素的に錆びた状態が一番安定した状態であり、ちょっと目を話すと、その安定した状態(錆びた状態)へと戻ろうとします。錆びる(元に戻る)為には水と空気が必要です。逆に言えば、塗装により鉄をコーティングして自然な姿へ戻すのを防いでいる訳です。つまり錆びていない車のボディーってのは元素的に言えば常に不安定な状態であり、水と空気がある環境(要するに1%でも湿度のある大気中)へ触れさせる前に早めの治療が必要なんです。それをせず放置した状態がこの車という訳なんですねー。
宜しく御理解下さい。
錆のショットばかりでイヤになりますが、ご覧下さい。これはまだ朽ち果てる前の状態です。こうなるまでのストーリーをお話しすると、まず何らかの拍子でウィンドウモールの付近から水が侵入し、塗装下部に錆が回ります。その状態ではまだ我々も肉眼で確認は出来ません。大気中に存在する湿気が慢性的に同じ部分に侵入するせいで、その錆がだんだん辺り一体を侵食し、ついに侵食する部分が無くなった時に、錆は塗膜を突き破ります。こうして肉眼で確認出来る状態(写真の状態)となります。錆は生き物です。ナメてかかってはいけません。
とりあえず眺めてても仕方ないので作業に入ります。フェンダーを外そうとしてボルト2本外しただけでこの錆が落ちてきました。内部も期待できそうにありません。。。今までどんな仕事にも諦めずに作業してきた経験を活かして全力を尽くそうと思います。Copyright c 2001-2008 Lay-on Co., Ltd. All rights reserved.